フュージョンツールの使い方 iOS版Amadine
オブジェクトを結合したり、部分的に削除するためのフュージョンツールについて解説します。
フュージョンツールは、ブーリアン演算の代替として、キャンバス上で直感的にオブジェクトを結合したり、部分的に削除するためのツールです。
この記事を執筆したときのAmadineは、Version 1.2.8です。
フュージョンツールの基本的な使い方
重なっている2つの円を選択し、ツールパネルにあるフュージョンツールをタップします。
上の円から下の円までの3つのエリアをすべて含むようにスワイプします。
スワイプしていると、フュージョンツールで選択されたエリアが緑色に変わります。
スワイプしていると、フュージョンツールで選択されたエリアが緑色に変わります。
キャンバスから指を離すと、2つの円が統合されます。
統合されたオブジェクトの色は、スワイプの始点にあったオブジェクトの色になります。
統合されたオブジェクトの色は、スワイプの始点にあったオブジェクトの色になります。
ブーリアン演算での操作よりも簡単かつ直感的に統合ができますね。
三日月の作り方(その1)
メインメニューのUndoアイコンをタップして、元に戻します。
今度は、左下のエリアの中だけをスワイプしてみましょう。
三日月ができます。
しかし、他に2つのオブジェクトが残ります。
残ったオブジェクトがどんな状態なのかを確認するため、リストの1番目と2番目の目アイコンをタップし、非表示にします。
しかし、他に2つのオブジェクトが残ります。
残ったオブジェクトがどんな状態なのかを確認するため、リストの1番目と2番目の目アイコンをタップし、非表示にします。
ご覧のとおり、オープンのパスになっています。
なぜ、オープンパスを残す仕様にしているかは分かりません。
オープンのパスは使い道がないので、いつも消去します。
オープンのパスは使い道がないので、いつも消去します。
三日月の作り方(その2)
上述のフュージョンツールは、エリアを統合する統合モード(Merge mode)でした。
今度は、選択したエリアを消去する消去モード(Erase mode)を使って三日月を作ってみましょう。
画面のどこかを指でタッチしながら、消去したいエリアをスワイプします。
スワイプしたエリアが赤色に変わります。
スワイプしたエリアが赤色に変わります。
スワイプしたエリアが消え、残ったオブジェクトはオープンのパスになります。
1つのオブジェクトに変換するため、パスパネルのアイコンをタップします。
1つのオブジェクトに変換するため、パスパネルのアイコンをタップします。
Joinをタップします。
キャンバス上の見た目は変わりませんが、Layersパネルでは、オブジェクトを1つになっています。
消去モード(Erase mode)で作ったオブジェクトは、色が消えてしまうのが難点ですね。
ドーナツの作り方
フュージョンツールで、ドーナツを描いてみましょう。
黄色の大きい円と、その上に灰色の小さい円を用意します。
黄色のエリアをスワイプします。
穴あきドーナツが完成しました。
ブーリアンよりも簡単にできますね。
チェーンの作り方
今度はチェーンを作ってみましょう。
赤い円の上に、それより小さい灰色の円を描き、グループ化します。
同じ要領で、青色と黄色のグループも作り、それぞれの位置をズラして配置します。
同じ要領で、青色と黄色のグループも作り、それぞれの位置をズラして配置します。
青色のグループをコピーを1つ作成します。
コピーした青色の円のグループと、赤色の円のグループを選択します。
赤円と青円の交差しているところをスワイプします。
赤色の円が部分的に欠けて、Cの文字の形になりました。
残ってしまう不要なパスを削除します。
残ってしまう不要なパスを削除します。
上記と同様に、オレンジの円のグループをコピーし、それと青円のグループを選択します。
青円とオレンジ円の交差しているところをスワイプします。
青円もCの文字の形になりました。
残ったパスを削除します。
残ったパスを削除します。
青円と赤円が、鎖のように繋がっていません。
青円を赤円の下に移動します。
青円を赤円の下に移動します。
まだ、オレンジ円の内側が灰色のままです。
オレンジ円の一部をスワイプします。
オレンジ円の一部をスワイプします。
オレンジ円と青円が交差しているように見えないので、オレンジ円を下に移動します。
チェーンが完成しました。
ブーリアン演算の合体(Union)、交差(Intersect)、差分(Subtract)と同じことがフュージョンツールで可能ですね。
ただ、排他(Exclude)と 分割(Divide)に関する操作はフュージョンツールでできませんので、使い分けが必要ですね。
ただ、排他(Exclude)と 分割(Divide)に関する操作はフュージョンツールでできませんので、使い分けが必要ですね。
ブーリアン演算については、下記の記事を参照していただければ幸いです。